第89回子供時代を振り返る その3
井上 由紀子
偶然なのか毎年8月にコラム担当になっています。
夏の話題・・・・として浮かんだのが“かき氷”です。
SNSのでの“映え”の影響もあるのか,様々なメディアで各地のきれいなかき氷を目にすること増えています。
一目見ただけではかき氷とは分からない物もたくさんあり驚くほどです。
ただ,個人的には昔ながらの削った氷に“いちご氷みつ”をかけただけのものが好みです。
流行のフレッシュな果物やコンフィチュールを使ったものも美味しいのだろうとは思いますが,
何時間も並んで食べる気力はないので。
そして,かき氷と言えば忘れられないのが「きょろちゃん」(写真のかき氷機)です。
ご存知ですか?復刻版として販売されているのをたまにみかけますが・・・。
実家には子供の頃に使っていたものがまだあり現役で活躍中です!
知らない方のために説明すると帽子部分をもちあげて氷を入れ,
レバーを回すと目が左右に動き,顔の下部分から削られた氷(=かき氷)が出てくる仕組みです。
子供のころは,削る度にどうして目が動くのかが不思議でたまらず,
かき氷を作るよりも目の動きを解明するために氷を無駄に使ってしまうこともありましたが結局分からずじまいでした。
いまは,姪,甥が実家に遊びに行くときょろちゃんへまっしぐら。
自分たちでかき氷を作り夢中で食べています。
きょろちゃんを使うためにかき氷を食べているのか,かき氷が食べたいのできょろちゃんを使っているのか・・・。
いずれにせよ,いつの時代も子供が興味をもつものは変わらないなぁと思いながら見ていますが,
3年生が保育施設実習を終えて「自分もあんなことして過ごしてたな」という感想からも裏打ちされていますね。
きょろちゃん(かき氷機)