これからの、看護師へ。
時代に求められる、暮らしの中での看護。3年間で、地域医療を支える実践力を。
超高齢社会が進む日本。療養の場が「医療機関から暮らしの場」へシフトし、看護師に求められる役割も変わりつつあります。仙台赤門短期大学は3年間を通して、時代の変化に適応し、東洋医学を取り入れた実践力を身につける、確かな学びの場です。
学長あいさつ
学長佐竹正延
建学の精神
学校法人赤門宏志学院の前身である財団法人は、伝統医療・東洋医学を社会に普及し、国民の健康福祉に貢献することを目的に、1947年、全国に先駆けて、鍼灸マッサージ・柔道整復を教授する専門学校を設置しました。その後、財団法人が現学校法人に転換した経緯も含めて、70年以上の期間に、9,000名もの卒業生を送り出し、医療人材の育成に寄与してきたところです。
さて、今般、わが国においては超高齢化、少子化が進行し、ひいては人口そのものが減少するという、未曽有の社会変動の只中にあります。特に地方における人口構成の変化には、激しいものがあります。従ってそれらに対応すべき医療資源のあり方もまた、変革を求められているところです。
本学校法人は、現今の社会・医療情勢に鑑みれば、人間と直接に接し、各人の健康レベルにあったケアを実践する看護師の育成が喫緊に要請されていると、認識しています。そこで本学校法人としては、従来から担ってきた医療系学校としての役割を拡充推進する意味から、また地域社会に対しては、看護師の人材育成を通じて、宮城県や東北地方の医療福祉に貢献すべく、仙台赤門短期大学看護学科を設置しました。
さて、今般、わが国においては超高齢化、少子化が進行し、ひいては人口そのものが減少するという、未曽有の社会変動の只中にあります。特に地方における人口構成の変化には、激しいものがあります。従ってそれらに対応すべき医療資源のあり方もまた、変革を求められているところです。
本学校法人は、現今の社会・医療情勢に鑑みれば、人間と直接に接し、各人の健康レベルにあったケアを実践する看護師の育成が喫緊に要請されていると、認識しています。そこで本学校法人としては、従来から担ってきた医療系学校としての役割を拡充推進する意味から、また地域社会に対しては、看護師の人材育成を通じて、宮城県や東北地方の医療福祉に貢献すべく、仙台赤門短期大学看護学科を設置しました。
養成する人材像
看護学の英語名はnursing scienceですから、看護に係るサイエンスと訳せます。すなわち看護学は何よりもサイエンスであり、エヴィデンスに基礎を置く実証科学であると、理解できます。しかしながら、看護することの本来的意義からすれば、看護学では人間を、全体的・全人的に把握する起源を有することは歴然としています。すなわち看護学には、自然の中の人間、パーツではなく全体、と人間をとらえる人間観も内包されています。本学では、看護実践者とは、人間に関する「実証知」を基盤としつつ、個々の人間に全人的に寄り添い、人間を守る専門職業人であると定義し、そのような看護師を育成することを目指しています。
教育研究上の理念
実証科学の徒であり、なおかつ、全人格的な成熟をも兼ね備えた人材像を、看護師の具体的なあり方として、イメージしてみましょう。本学が理想とする看護師像は、以下の通りに描くことができます。
- ●生命や人間の尊厳に対して畏敬の念を抱き、一人一人の人間を思いやり、人間を尊重し、人権を擁護するという、高い倫理性を備えた看護師。
- ●看護を必要としている人との関係性の中で対話し、人間の生老病死の苦痛や苦悩を感じ、理解し、対象者のニーズを的確に把握したうえで、看護実践できる、豊かな人間性を備えた看護師。
- ●看護専門職としての知識と技術をもって、看護を必要としている人を理解しようと関わり、ニーズに沿って、健康の側面から対象者の生活を支えることのできる看護師。
- ●チームで看護・介護・医療を展開する場において、看護の役割を明確にし、チームの人々と協調し協力できる看護師。
- ●地域社会の医療・保健・福祉の状況を理解し、その質向上に貢献できる看護師。
教育目標
上に述べた看護師像は、理想の姿であり、看護師が生涯をかけて探求すべき理念といえましょう。短期大学である本学においては、その理念を追求できるだけの基盤的な力を、学生の間に身に着けてもらうことを、教育の目標とします。そのために、教育の在り方を次のように規定します。
- ●看護場面での人間関係を支援的関係にするために、学生の自己理解、他者理解を促し、誠実に対話関係を築き、創造的な看護教育を目指します。
- ●学生が主体的に学ぶことにより、生涯にわたり継続して自己学習し、自己実現できる基盤を作る看護教育を目指します。
【自 立】
独立した専門職業人である看護師たるべく、看護に係る確かな知識と技術を習得していること。そして看護する側である自身について、自己肯定感を持って省察できること。
【尊 厳】
ケアの対象者である人間の心情を理解できる感受性を有し、対象者の尊厳・人権を尊重する態度と言動をとれること。
【融 和】
包括的看護、あるいはチーム医療の場において、看護師としての独自性を発揮しつつ、他職種の医療従事者と協調し連携がとれること。
暮らしのニーズに直接触れる場
青葉山 and まちかどに、学びの場
緑にあふれ、静謐な青葉山キャンパスに位置する青葉山校舎では、正課の授業が行われています。一方、夏期休暇や春期休暇時に自習が必要な場合には、本校舎の他にも、国分町サテライトの教室・図書室も利用できます。サテライトは仙台市の中心にあり、アクセスも良好です。
「まちかど保健室」開設しました!
2018年10月、地域貢献活動の場として「まちかど保健室」を国分町サテライトに設置しました。教員と学生が地域の方々の健康相談、子育て相談、介護活動の支援を行っています。学生のうちから、地域に暮らす人々のニーズに直接触れることで、卒業後の自己の進路をイメージすることができます。
アドミッション・ポリシー
- ●看護を中心に、広く医療の意義を理解し、看護師を目指して勉学に励む熱意を有すること。
- ●宮城県を含む東北地方を中心として、地域医療に貢献したいとの志を有すること。
カリキュラム・ポリシー
- ●基礎科目、専門基礎科目の履修においては、サイエンスの基盤である論理的思考に習熟すること。
- ●看護の場面で、自ら考え、判断し、行動し、責任を引き受けることができるよう、その基礎となる専門科目の知識・技術を深く習得すること。
- ●地域における様々な看護提供の場で、看護の各領域をカヴァーする実習に参加し、ケア対象者とのコミュニケーション・スキルや、他職種と協働してチーム医療が行える能力を身につけること。
ディプロマ・ポリシー
- ●看護学科に3年以上在学し、所定の卒業要件(履修単位数)を満たし、本学の定める学修成果を身につけた学生に、「短期大学士(看護学)」の学位を授与する。
赤門の歴史
学校法人赤門宏志学院のあゆみ