仙台赤門短期大学 看護学科

宮城県仙台市の看護師養成学校|仙台赤門短期大学 看護学科

MENU

教職員コラムリレー
Akamon Column Relay

第84回【非常勤講師特別コラム】第1回「 運も 動かす」

健康とスポーツ担当:星 由華里

皆さん、こんにちは!

授業以外の時間、私は他市町村等へ行き、ご高齢の方達と一緒に体を動かし過ごしています。

持病・関節不具合等で、以前の様に動けない、分かってるけれど自分一人だと運動難しいし続かない…。

そんなお悩み尽きないです。

では、どうしたら健康維持でき運動継続できるのか?             

私が思うに、自分の体と向き合い、付き合いながら、少しずつ動く練習を重ねていくの方法が一番だと。 

でも、運動苦手・面倒だと思う方にとって一人はしんどい。

だから、「今日も会えたね」「意外と動けたぁ」「○○さんも一緒で良かった」「なんだか楽になったよ」等とお互いに報告し合え、

以前より少し変わった、次できるかも!と参加者様が希望を持って共に過ごせる様、失敗しながらも、いつもチャレンジしてます。

 

お互いの名前を呼び合う事は、自他共の存在価値を高めると私は信じており、

表情や動きも強く記憶に残り、「あの時、何故かな?」と考えたり、その方の背景を想像したり、気付きに繋がると思っています。

 

動いてちょっと休憩、ふとした会話で相手を知りつつ、そうかそうかと一緒にクスクス笑うと、いつの間にかストレスも吹っ飛びます。

キュッーと身構えていた心、ガチガチに固まっていた体だったのに、次第にマスクの中で口元緩み始め、自然と声が出てくる。

声・言葉が少しでも飛び交うと、緊張もとれ、人ってスルスル~っと心身がほどけていくのだなぁと。

口を開けるって、食べる為だけじゃなく呼吸にも関係し、何より、笑う事は心をほどき、満たしてくれ、

生きる上でとっても大事なんだと気付きます。

 

うな垂れ気味だった頭がニョキっと起き、目元が三日月型になり輝き出す。

神経伝達ってこれ!血流促進ってこれ!

酸素が行き渡った心身は、教科書を読むより生身の人間観察する方が実感できるかも!?

だから、見た時、たまらなく嬉しくなります。

知らなかった人のイキイキする姿が、自分に元気をくれるとは思ってもいませんでした。

動き始めると参加者の皆様、止まらなくなって、どんどん動き続けるんです。

苦手で面倒だったはずなのに…不思議。

人間って体を動かす様に出来てるんだと思う瞬間です。

毎年出会う学生の皆さんも同じですよ!

人が自ら動き出す姿を見るの、私、大好きなんです! 

 

私の仕事は対象者に、「 いかに やる気を起こさせるか 」だと思っています。

私はナースではありません。

でも、人に寄り添い、励ましつつ、時には気合いの言葉を大きく発しながら進めていく仕事スタイルは、

学生の皆さんが目指す進路の上で少しは役に立てるかな?と思っています。

学生の皆さんも、人が元気になる姿、前向きになる姿を見ていくのがきっと嬉しいんだろうなぁ、

医療を学ぶのは簡単ではないけれど、生き抜く力を身に付ける強さを持っているなぁといつも感心しています。

 

私はウズウズ・ワクワク・ドキドキしながら、学生さん達に会えるのをいつも楽しみにしています。

皆さんの励む姿と笑顔が私の背中を押してくれます。

ビビリ屋で萎んでしまいがちな私に「やってみるかー」と思わせてくれ、支えてくれます。

揺れ動く世の中で、何よりも魅力的な存在です。

 

勉強多き毎日だからこそ、数分でも風を浴び、ちょっと声上げ笑って、心身を解放し、楽しくラクチンになってほしい…。

それが自分を大切にする事でもあり、他者を理解する力にもなると思っています。 

運動:『 動かせば 良き運招き 血も巡る 』 と捉え、失敗大歓迎!

動きまくって心身の換気しながら、諦めない・めげない心(免疫)を作って下さい。

皆さんの心身に響き、良い刺激を届け、心地良さを得られる時間となる様、私も全力で取り組んでいきます。

今年もどうぞ宜しくお願いします。

 

      【外部活動一部の紹介】

 石巻市蛇田地区にて ノルディックウォーキングに挑戦・励む皆様  室内運動・近くの公園まで歩く様子

 

青葉区 中山 カルチャー教室 

「関節セルフケア」講座にて 運動続ける皆様