TEACHER

教員紹介
熊田真紀子先生

COMMENT

長い長い臨床を経て、辿り着いた教育の世界で、また新しい自分を発見しつつ、若い世代に未来を託す仕事をしていきたいと思っています。
教員
  • 熊田 真紀子
  • Kumata Makiko
  • 専門領域
  • 基礎看護学
  • 学位・資格
  • 看護学士

COMMENT

長い長い臨床を経て、辿り着いた教育の世界で、また新しい自分を発見しつつ、若い世代に未来を託す仕事をしていきたいと思っています。

先生の学生時代はどんな学生でしたか?

最初の授業で「ナイチンゲール」の話をされて、カルチャーショックを受けて教室に入れなくなりました。出席率のものすごく低い(今ならレアキャラと言われそうな)学生でした。実習が始まって、面白さに目覚めて、今日まで続けることになっています。先日、同級生と会う機会がありましたが、彼女らが語る「〇〇先生の講義が・・・」という話が、全く記憶になく、今更ながら『そんな面白い授業があったのか』と、少し残念な気がしています。教員になって、一緒に再学習している状況です。

看護師を目指したきっかけ または 現在専攻している看護領域を選んだきっかけは何ですか?

進学の際に、家が普通のサラリーマンだったので「国立」しかダメ、と言われて滑り止めに受けた大学のさらに「第2希望」で看護学科になりました。それまで「看護」については全く考えたことも無い分野でした。現在やっている「基礎看護学領域」も、入職まで「成人看護学領域を」と言われて来たら、そちらに配属されていました。振り返ってみると、学校も看護も現在の領域も「運命」と「出会い」だったと思っています。「置かれた所で咲こう」と思いやってます。基礎看護学は楽しいです。

仙台赤門短期大学の魅力を教えてください。

仙台市内で一番最後にできた看護系の大学なので、学力はともかく、未知なる力を秘めている学生も多く、光る原石を見つけ出し、学校カーストでも下剋上を狙う面白さに満ちている学校だと思います。無限の可能性を持っている若い人たちと関わって、昨日より今日、今日より明日、と変化していく「教育」の世界は、とても面白く充実した時間を過ごせる魅力に満ちています。

趣味は?

本を読むこと(1日1冊)・石(宝石含む)を集めること・着物を着ること

好きな食べ物は?

食べ物にはあまり執着がない。自分で作ったものが一番おいしいから、外食もほとんどしない。原型に近いものを食べるようにしている(加工品ではなく、元が何かわかるもの)。夏はスイカを1人で10玉は食べる(執着しているか?)。桃や柿は1個300円でも高いと思わないが、1パック300円のイチゴは高いから買わない。逆に食べられないものはたくさんある。赤身の魚、南国フルーツはアレルギー、酸っぱい果物は嫌い。

お気に入りの本は?

図書館の魔女(著者高田大介:繰り返し10回は読んだ)気に入った作家の作品をすべて読む(半村良、宮部みゆき、高橋克彦、恩田陸、夢枕獏、池波正太郎はほぼ全部揃えている)推理作家協会を通して、小説家の方々と交流があります。

息抜きの方法は?

料理(切ったり刻んだり揚げたりしていると、すっきりする)。いろんな先輩をみじん切りにした。

TEACHER’S DATA

専門領域基礎看護学
研究
テーマ
演習を通じての学生との関わり方について
学位・
免許資格
看護学士
主な職歴
  • 東北大学病院
  • 文部科学省高等教育局
  • 仙台富沢病院
代表的な
論文・著書
  • 「高齢者のナイトケア」共同執筆 看護協会出版会
  • 心臓・大血管術後の下肢保温による末梢血流改善効果に対する検討 集中治療 Vol.12 No.10 1153‐1158頁 2000
  • 看護実践能力開発システムの導入と評価 第32回日本看護学会論文集 看護管理 64‐66頁 2001
  • インシデントレポートの報告・分析システムの開発 看護情報研究会論文集 Vol.3 45‐48頁 2002
  • 看護師のがん看護に関する困難感尺度の作成 Palliative Care Reseach/8巻(2013)2号P.240-247
代表的な
学会発表・
講演
  • 体温コントロール阻害因子の検討①・② 第22回日本集中治療医学会総会 (大阪 シンポジウム シンポジスト 1995)
  • 看護師のがん看護に対する困難感および緩和ケアに関する実践と知識の実態と関連要因
  • がん看護に対する看護師の困難感尺度の作成 第26回がん看護学会(松江 2012)
  • 度救命救急センターに搬送された75歳以上の患者の搬送要因と社会的背景との関係性についての調査 第17回日本医療マネジメント学会学術集会(大阪 2015)

  • 他多数
社会貢献
活動
東北大学病院在籍中、院外講師として他病院・大学等の研修および講義の講師派遣(看護研究の進め方・統計学の基礎・脳死下臓器提供に関して・重症集中ケアについて・看護記録のあり方・医療情報について・看護管理についてなど)
東北大学病院時代に多数(日本集中治療医学会・日本救急看護学会・日本看護学会 日本看護管理学会など)
臓器移植ネットワークによる臓器移植関連の講演会講師
宮城県看護協会教育委員
国内の大学病院での講演会講師(岡山大・鳥取大・金沢大など)
日本看護学会学会論文査読委員
認定看護管理者会東北ブロック役員

MESSAGE

「子供は未来からのお客様」と思っています。私が見ることができない未来を生きる学生たちに、少しでも私からのお土産を未来に持たせて、送り出したいです。