先生の学生時代はどんな学生でしたか?
最初の授業で「ナイチンゲール」の話をされて、カルチャーショックを受けて教室に入れなくなりました。出席率のものすごく低い(今ならレアキャラと言われそうな)学生でした。実習が始まって、面白さに目覚めて、今日まで続けることになっています。先日、同級生と会う機会がありましたが、彼女らが語る「〇〇先生の講義が・・・」という話が、全く記憶になく、今更ながら『そんな面白い授業があったのか』と、少し残念な気がしています。教員になって、一緒に再学習している状況です。
看護師を目指したきっかけ または 現在専攻している看護領域を選んだきっかけは何ですか?
進学の際に、家が普通のサラリーマンだったので「国立」しかダメ、と言われて滑り止めに受けた大学のさらに「第2希望」で看護学科になりました。それまで「看護」については全く考えたことも無い分野でした。現在やっている「基礎看護学領域」も、入職まで「成人看護学領域を」と言われて来たら、そちらに配属されていました。振り返ってみると、学校も看護も現在の領域も「運命」と「出会い」だったと思っています。「置かれた所で咲こう」と思いやってます。基礎看護学は楽しいです。
仙台赤門短期大学の魅力を教えてください。
仙台市内で一番最後にできた看護系の大学なので、学力はともかく、未知なる力を秘めている学生も多く、光る原石を見つけ出し、学校カーストでも下剋上を狙う面白さに満ちている学校だと思います。無限の可能性を持っている若い人たちと関わって、昨日より今日、今日より明日、と変化していく「教育」の世界は、とても面白く充実した時間を過ごせる魅力に満ちています。
趣味は?
本を読むこと(1日1冊)・石(宝石含む)を集めること・着物を着ること
好きな食べ物は?
食べ物にはあまり執着がない。自分で作ったものが一番おいしいから、外食もほとんどしない。原型に近いものを食べるようにしている(加工品ではなく、元が何かわかるもの)。夏はスイカを1人で10玉は食べる(執着しているか?)。桃や柿は1個300円でも高いと思わないが、1パック300円のイチゴは高いから買わない。逆に食べられないものはたくさんある。赤身の魚、南国フルーツはアレルギー、酸っぱい果物は嫌い。
お気に入りの本は?
図書館の魔女(著者高田大介:繰り返し10回は読んだ)気に入った作家の作品をすべて読む(半村良、宮部みゆき、高橋克彦、恩田陸、夢枕獏、池波正太郎はほぼ全部揃えている)推理作家協会を通して、小説家の方々と交流があります。
息抜きの方法は?
料理(切ったり刻んだり揚げたりしていると、すっきりする)。いろんな先輩をみじん切りにした。
専門領域 | 基礎看護学 |
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研究 テーマ | 演習を通じての学生との関わり方について |
学位・ 免許資格 | 看護学士 |
主な職歴 |
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代表的な 論文・著書 |
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代表的な 学会発表・ 講演 |
他多数 |
社会貢献 活動 | 東北大学病院在籍中、院外講師として他病院・大学等の研修および講義の講師派遣(看護研究の進め方・統計学の基礎・脳死下臓器提供に関して・重症集中ケアについて・看護記録のあり方・医療情報について・看護管理についてなど) 東北大学病院時代に多数(日本集中治療医学会・日本救急看護学会・日本看護学会 日本看護管理学会など) 臓器移植ネットワークによる臓器移植関連の講演会講師 宮城県看護協会教育委員 国内の大学病院での講演会講師(岡山大・鳥取大・金沢大など) 日本看護学会学会論文査読委員 認定看護管理者会東北ブロック役員 |
COMMENT
長い長い臨床を経て、辿り着いた教育の世界で、また新しい自分を発見しつつ、若い世代に未来を託す仕事をしていきたいと思っています。