- 教員
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- 学位・資格
- 高齢者看護学修士・保健師・養護教諭1種免許・社会福祉士・言語聴覚士・歯科衛生士
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先生の学生時代はどんな学生でしたか?
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高校卒業後、大学や専門学校などで人よりも多くの学生生活を経験してきました。勉強は得意ではありませんでしたが、多くの先生方や実習指導者の方々からご指導いただく中で、さらに深く学びたいという気持ちが芽生えました。現場での実践や先生方の知識に触れるたびに、学びがどのように役立つのかを実感し、「もっと知りたい」「もっと成長したい」という意欲が湧いてきたことが、現在の看護師としての土台となっています。
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看護師を目指したきっかけ または 現在専攻している看護領域を選んだきっかけは何ですか?
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私は、もともと歯科衛生士として働いていましたが、患者さんを全身的に支えるためには、より広い知識やケアの技術が必要だと感じ、看護師の道に進みました。特に精神科病棟で働いた際、認知症を持つ高齢者の方が多くいらっしゃり、適切な口腔ケアを行うのが難しいと感じることが多かったです。こうした経験から、認知症高齢者に対して効果的な口腔ケアを実現したいと強く思い、修士課程では高齢者看護学領域を専攻しました。
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仙台赤門短期大学の魅力を教えてください。
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地域の医療機関や福祉施設との連携を通して、在学中から現場に即した学びを得ることができ、卒業後には自信を持って医療現場で活躍できる力を養います。さらに、当大学は西洋医学に加え東洋医学の基礎も学ぶ機会があり、幅広い視点から看護を捉えられるようになります。
TEACHER’S DATA
専門領域 | 高齢者看護学 |
研究 テーマ | 学習における認知機能の役割 |
学位・ 免許資格 | 高齢者看護学修士 保健師・養護教諭1種免許・社会福祉士・言語聴覚士・歯科衛生士 |
主な職歴 | - 歯科衛生士(虫歯や歯周病などの予防・口腔ケアを行っていました)
- 看護師(急性期混合病棟、口腔外科病棟、精神科などで勤務)
- 言語聴覚士(高次脳機能、摂食嚥下、言語等に障害がある方のリハビリを行っていました)
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代表的な 論文・著書 | - 佐藤文枝:認知症高齢者への実効的な口腔ケアの実現に関する研究—口腔ケアのためのアセスメントシートとケアマニュアルの開発を通じてー(2014.3 宮城大学大学院看護学研究科)
- 佐藤喜根子:伝統医療と看護の最大公約数-源流を探り、未来につなぐ―伝統医療看護連携研究3(2)18-24.2022
- 佐藤文枝:こんなときどうする?効果的な事例集 ③同じ訴えを繰り返す(2016.8 認知症ケア最前線 vol.58 p46-47)
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代表的な 学会発表・ 講演 | - 宮城県看護協会 一般教育研修 老年看護「よりよい高齢者の医療とケアをめざして-高齢者の特徴を踏まえた看護実践のために-」
- 認知症高齢者の口腔ケアの向上を目指した取り組みと課題—口腔ケアアセスメントシートとケアマニュアルの開発より-(2015.12 日本看護科学学会)
- 口腔ケアを拒否する認知症高齢者への援助~開発したマニュアル適用による改善事例を通じて~(2015.9 日本歯科衛生士会)
- Study of the effectiveness of Oral Care Assessment Sheets and Care manual on The elderly with dementia.=A case study in which The oral care condition did not improve-,2015,4.International conference of Alzheimer`s disease international
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社会貢献 活動 | 失語症者向け意思疎通支援者指導者(宮城県言語聴覚士会主催) |
MESSAGE学生へのメッセージ
「看護師は、人が生まれてから亡くなる最期の瞬間までケアができる」私が看護学生の時に先生から言われた言葉です。看護師、他職種を経験してこの言葉を日々実感しています。良いケアを行うには、皆さんが今学んでいることが土台となります。基礎なくして応用はできません。新しいこと、知らないことを学ぶのはとても大変ですが、必ず繋がる時があります。分からない時、困った時は一緒に考えていきましょう。
COMMENT
患者さんに良いケアを提供したいという思いから、他職種も経験しました。学ぶほど自分は何も知らないという事を知る一方で、分かった時、学びが良いケアに繋がった時の喜びはひとしおです。まだまだ学び途中です。