これからの、看護師へ。
時代に求められる、暮らしの中での看護。3年間で、地域医療を支える実践力を。
超高齢社会が進む日本。療養の場が「医療機関から暮らしの場」へシフトし、看護師に求められる役割も変わりつつあります。仙台赤門短期大学は3年間を通して、時代の変化に適応し、東洋医学を取り入れた実践力を身につける、確かな学びの場です。
学長あいさつ

建学の精神
さて、今般、わが国においては超高齢化、少子化が進行し、ひいては人口そのものが減少するという、未曽有の社会変動の只中にあります。特に地方における人口構成の変化には、激しいものがあります。従ってそれらに対応すべき医療資源のあり方もまた、変革を求められているところです。
本学校法人は、現今の社会・医療情勢に鑑みれば、人間と直接に接し、各人の健康レベルにあったケアを実践する看護師の育成が喫緊に要請されていると、認識しています。そこで本学校法人としては、従来から担ってきた医療系学校としての役割を拡充推進する意味から、また地域社会に対しては、看護師の人材育成を通じて、宮城県や東北地方の医療福祉に貢献すべく、仙台赤門短期大学看護学科を設置しました。
養成する人材像
教育研究上の理念
- ●生命や人間の尊厳に対して畏敬の念を抱き、一人一人の人間を思いやり、人間を尊重し、人権を擁護するという、高い倫理性を備えた看護師。
- ●看護を必要としている人との関係性の中で対話し、人間の生老病死の苦痛や苦悩を感じ、理解し、対象者のニーズを的確に把握したうえで、看護実践できる、豊かな人間性を備えた看護師。
- ●看護専門職としての知識と技術をもって、看護を必要としている人を理解しようと関わり、ニーズに沿って、健康の側面から対象者の生活を支えることのできる看護師。
- ●チームで看護・介護・医療を展開する場において、看護の役割を明確にし、チームの人々と協調し協力できる看護師。
- ●地域社会の医療・保健・福祉の状況を理解し、その質向上に貢献できる看護師。
教育目標
- ●看護場面での人間関係を支援的関係にするために、学生の自己理解、他者理解を促し、誠実に対話関係を築き、創造的な看護教育を目指します。
- ●学生が主体的に学ぶことにより、生涯にわたり継続して自己学習し、自己実現できる基盤を作る看護教育を目指します。


【尊 厳】
学生自身が自己肯定感を持ち、ケア対象者への人間としての尊厳を大切にすること。
地域貢献できる人材の育成のために、病院・保育所・助産院・医療連携室などと連携し、看護の7つの領域全てで実習を行っています。また、独自の「まちかど保健室」を運営しており、学生のうちから地域に暮らす人々と触れ合いながらコミュニケーションスキルを身につけることができる環境が整っています。

【自 立】
自分自身のことを自分で統制・コントロール(自律)して、専門職としての知識や技術を習得すること。
社会に出てからは、自ら考え、判断し、行動を選択していくことができる力が求められます。仙台赤門短期大学では、3年間の学びを通して、他者からの支配や助力を受けずに、独り立ちできる人材の育成を目指しています。

【融 和】
赤門だから実現した西洋医学と東洋医学のコラボレーション。看護に関わる確かな知識と確かな技術を身につけること。
本学の連携校には、70年間東洋医学を追究し全国に卒業生を送り出している仙台赤門医療専門学校があり、東洋医学とコラボレーションした講義を取り入れています。冷え性など、西洋医学では診断されない症状についても取り扱う東洋医学の知識と技能を身につけることで、これからの「包括的看護」の時代に活躍できる看護師へと育成します。
青葉山 and まちかどに、学びの場
緑にあふれ、静謐な青葉山キャンパスに位置する青葉山校舎では、正課の授業が行われています。一方、夏期休暇や春期休暇時に自習が必要な場合には、本校舎の他にも、国分町サテライトの教室・図書室も利用できます。サテライトは仙台市の中心にあり、アクセスも良好です。
「まちかど保健室」開設しました!
2018年10月、地域貢献活動の場として「まちかど保健室」を国分町サテライトに設置しました。教員と学生が地域の方々の健康相談、子育て相談、介護活動の支援を行っています。学生のうちから、地域に暮らす人々のニーズに直接触れることで、卒業後の自己の進路をイメージすることができます。

アドミッション・ポリシー
- ●看護を中心に、広く医療の意義を理解し、看護師を目指して勉学に励む熱意を有すること。
- ●宮城県を含む東北地方を中心として、地域医療に貢献したいとの志を有すること。
カリキュラム・ポリシー
- ●基礎科目、専門基礎科目の履修においては、サイエンスの基盤である論理的思考に習熟すること。
- ●看護の場面で、自ら考え、判断し、行動し、責任を引き受けることができるよう、その基礎となる専門科目の知識・技術を深く習得すること。
- ●地域における様々な看護提供の場で、看護の各領域をカヴァーする実習に参加し、ケア対象者とのコミュニケーション・スキルや、他職種と協働してチーム医療が行える能力を身につけること。
ディプロマ・ポリシー
- ●看護学科に3年以上在学し、所定の卒業要件(履修単位数)を満たし、本学の定める学習成果を身につけた学生に、「短期大学士(看護学)」の学位を授与する。
