伝統医療の仕事~先輩方の声 訪問マッサージ

訪問マッサージで働く先輩の様子

鍼灸師
あん摩マッサージ指圧師

訪問マッサージで働く先輩の様子

株式会社健栄 仙台けんえい訪問院 代表取締役 栗和田 健規

訪問施術は患者様の人生に寄り添う仕事、
責任感と充実感、やりがいを強く感じる。

 野球部に所属していた高校時代、怪我をした際に鍼灸治療を経験したこと、また、前職が鉄工系の製造業に従事していたので、直接人と関わる仕事をしてみたいと考えたこと、さらに将来的には独立した事業を展開したいと考え、この道に進もうと思いました。
 赤門の特色の一つだと思いますが、18歳の新卒者から定年後の60歳代の幅広い世代の同級生との交流があり、国家資格取得という共通の目標に向かって励まし、学び合ったことは、とても良い想い出ですね。現在も情報交換等は続けています。
 私の仕事は訪問施術を主としていますが、この仕事はまさに患者様の人生に寄り添う仕事だと実感しています。通院が難しい方や終末期の方の施設やご自宅に訪ね、施術を行うのですが、「楽しみに待っていた」「すごく楽になった」等の言葉をいただき、目の前で喜んでくださるお姿を眼にするたびに、必要とされていることを実感し、充実感を強く感じています。これからも多くの方に喜んでいただけるように、誠実な施術を心がけ、謙虚さと向上心をもって生涯、学習し続けたいと考えます。また、鍼灸マッサージ治療は医療保険が適用されるということは余り認知されていませんが、最近は需要が増えているようです。
 この仕事は奥が深く、医学は情報の更新も早いので難しいことも多いのですが、だからこそ面白く、やりがいのある職業ですし、頑張れば独立開業もできます。自らの手で患者さんの症状を改善し、生活をサポートできるので、責任感と充実感を強く感じる仕事だと思います。