東洋医学では「経穴(けいけつ)」、いわゆる「ツボ」がとても大事にされています。でも、「ツボって “どこ” にあるの?」と思ったことはありませんか?
最近の研究では、この要望に科学の力で答えようとしています。たとえば「YOLOv8-ACU」という新しいAI(人工知能)のモデルを使って、顔のツボの位置を自動で見つける技術が開発されています。この技術では、物体の場所を見つけるだけでなく、ツボのような細かい点の位置も特定できるように作られています!
さらに、「AcuSim」というデータセットを使った研究では、約6万枚の画像と500以上の立体的な人体モデルを使って、174個のツボに目印をつけて学習させました。その結果、AIは99.73%という非常に高い精度でツボの位置を予測するに成功しています。実際に予測された位置と専門家が示したツボの場所を比べると、誤差が5 mm以内という、すごく小さな誤差しかなかったのです。
他にも、仮想空間の3D人体モデルを使ってツボを見つける方法も研究されています。これは、グラフ畳み込みや3Dの深層学習といった高度な技術を使って実現されています。
このように、昔は感覚や経験に頼っていた「ツボの地図」が、AIやコンピューターを使って正確に見つけられるようになってきました。伝統医学が最先端のテクノロジーと出会って、まったく新しい形に進化しつつあるのです。
宮本 成生