COLUMN

第73回『操体法②』

今回は、身体運動、精神活動などについてお話します。
 
身体運動は、運動の基本は、体の中心(腰)に重心を安定さることです。上肢では、手の小指側に、下肢では親指側に力を入れるように動くといいです。足の裏側を大地に吸いこませえるようにします。
 
精神活動は、自然界に生を受けたことは、これに適応して生きていく素質が与えられています。この恩恵を確認できれば、感謝の気持ちがわいてきます。精神が平穏、良識を保ち得えないのは、健康にも影響してきているからであります。
 
体のバランスでは、人間の設計にはミスがなく、バランスがとれて、病気をせずに一生送れるようになっています。不健康とは、そのバランスが崩れることです。最高の状態のバランスを100満点にした場合、ほとんどの人がそれ以下です。100点でなくとも、多少の歪があってもその状態でバランスがとれていれば、合格でなくとも日常生活には問題はありません。一つでも限界点以下になってしまえば、日常生活に支障をきします。限界からはずれてアンバランスになってくると、日常生活に耐えられない程度の健康状態になってしまいます。
 
次回は操作方法などについて、行うと思います。
 
助教 糟谷 俊彦