仙台赤門短期大学 看護学科

宮城県仙台市の看護師養成学校|仙台赤門短期大学 看護学科

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学長の部屋

これから看護を学ぶ学生さんへ

建学にあたって

 医学医療分野における新知見や新技術の創出・開発には、目覚ましいものがあり、革新に次ぐ革新が進行しております。一方で我が国は現在でも、少子・高齢社会ですが、その傾向は今後、五十年間にわたってより顕著になると予測されています。さらに東北地方においては、大震災を経験したがために、保健・医療・福祉のニーズとサプライの不均衡が、際立っているのが現状です。地域に居住している人々が、医学医療の最新の成果の恩恵を享受するまでには、現実社会の抱えている様々な困難をクリアする必要があります。看護の基本は、病める人々に寄り添い護ることであり、医学医療と人間生活をつなぐ最も重要な役割を担っているのが看護師です。
 私たちは、看護に係る確かな知識と技術を有し、高度専門性を備えているのみならず、人間として総合力があり、感受性豊かな看護師を育成することが、東北地域の人々の未来を切り拓くのに必要ではないかと考え、本学を建学いたします。これからの地域社会では、従来からの病院・診療所に加えて、高齢者のための施設やホーム、在宅への訪問、母性への十分な配慮など、多様な役割が看護師に期待されています。また看護職として独立性を保ちつつ、医療関連の様々な職種の人々と連携し協調できる、総合力を有する人材が求められてもいます。本学の母体である学校法人が得意とする東洋医学・伝統医学、その基盤である東洋的思惟を、人材養成に取り入れつつ、地域貢献への志を抱く看護師を育成する所存です。

(平成28年4月)