仙台赤門短期大学では、経絡や経穴といった伝統医療と現代医学の基本的な身体観・病理観・診療法を踏まえた上で、「あん摩マッサージ指圧」「はりきゅう」治療のアプローチを習得する体系となっており、3年間で約40科目を学びます。さらに、3年間の学びで「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の3つの国家資格取得を目指すことができます。
1年次 | 2年次 | 3年次 | |
---|---|---|---|
基礎分野 |
|
|
|
専門基礎 分野 |
|
|
|
専門分野 |
|
|
|
臨床実習 |
|
|
|
必要な医学知識として解剖学や生理学を、臨床基礎技術として各手技の手法、鍼の刺入方法、灸の作成方法(消毒方法・安全管理)などを学びます。
医学応用知識として病理学や臨床医学を、治療応用技術として各手技における全身治療、鍼灸の伝統医療の症状別治療などを学びます。
医療現場で活躍する先生方から、教科書には載っていない臨床現場で役立つ治療法を各種疾患などについて学びます。
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9:00〜 10:30 |
|
|
|
|
|
2 | 10:40〜 12:10 |
・衛生学・公衆衛生学 |
|
|
|
・手技療法基礎実技Ⅱ (マッサージ) ・手技療法基礎実技Ⅰ(按摩) |
3 | 13:00〜 14:30 | ・プライマリーセミナー |
|
・リハビリ テーション医学 |
・鍼灸基礎実技 ・手技療法基礎実技Ⅲ(指圧) |
・手技療法基礎実技Ⅰ(按摩) ・手技療法基礎実技Ⅱ (マッサージ) |
4 | 14:40〜 16:10 |
|
|
・東洋医学概論 | ・手技療法基礎実技Ⅲ(指圧) ・鍼灸基礎実技 |
フィジカルアセスメント |
※予定であり、変更となる場合があります。
実際の治療現場では患者さまの症状や生活習慣を聞き出し、不調の原因を突き止める必要があります。仙台赤門短期大学では、附属治療所「東洋医学臨床治療所」にて1年次から臨床実習を行い、「治療技術」「コミュニケーション力」「観察力」の3点を重点的に学びます。患者さまに寄り添う心を養いながら実践力を磨きます。
仙台赤門短期大学は、国分町サテライトに臨床実習施設として附属治療所「東洋医学臨床治療所」を併設し、在学生や臨床実習生が実際に一般の方へ、教員指導のもとあん摩マッサージ指圧、鍼灸治療を行っています。臨床治療の様子を間近で見学することもできるため、教科書には載っていない臨床現場で役立つ治療法を学び、より実践力を磨くことができます。
臨床実習では、見学から実践・計画・専門性へと段階的に進み、基礎知識を習得し、治療計画や実施、調整を通して臨床能力を高めます。
臨床の基礎
基礎的な観察と準備の段階 ・治療の見学 ・治療環境の理解 ・基本的なコミュニケーションスキルの習得 ・患者との初歩的な交流練習
実践と介入
基礎的な実践と介入の段階 ・基本的治療技術の応用 ・初期評価の実施 ・簡単な治療計画の立案 ・教員指導下での直接的患者ケア
計画と判断
臨床判断と治療計画の発展段階 ・臨床判断力の向上 ・包括的治療計画の立案 ・複雑な治療の実施 ・患者の反応に基づく治療計画の調整
専門性と総合力
高度な専門性と批判的思考の段階 ・高度な治療技術の習得 ・学際的協力 ・専門的能力の開発 ・批判的思考の実践
教員の指導を受けながら実際に治療を行い、治療内容や症状について記録をまとめます。
前身となる仙台赤門医療専門学校では、仙台国際ハーフマラソン大会や宮城県内や近隣地域で開催されるスポーツ大会等で、鍼灸治療などのボランティア活動を行っています。
この活動は、学校の授業では経験できない急性の怪我、各競技によって異なる特殊な症状などを治療することで、より実践的な職業教育を学ぶことができる貴重な機会となっています。
仙台国際ハーフマラソン/全日本鍼灸学会学術大会一般及び視覚障害者サポート/少林寺拳法/仙台市学区民家庭バレーボール大会/ひとめぼれマラソン/仙台市学区民バドミントン大会/仙台市体振連主催卓球大会…など