CURRICULUM

カリキュラム・実習/看護学科

看護師に必要な力を身につける3年間、
基礎から専門分野東洋医学
体系的に学びます。

看護学の基盤として重要なのは「人間理解」という視点。仙台赤門短期大学では、病気や障害が身体的、心理・精神的、社会的、スピリチュアルな人間の存在にどのような影響を与えるかを各分野ごとに学びます。また、東洋医学を取り入れた授業により、現場で役立つ+αの知識を身に付けます。

カリキュラム

看護の基盤

●基礎分野
看護を学ぶうえで土台となる科学的思考力を高め、豊かな人間性を養うため、知性と感性を磨く学問を幅広く学びます。
●専門基礎分野
看護を実践するために必要な基盤となる科目です。人体の構造と機能・病態生理学・疾病治療論・東洋医学概論などがあります。
取得できる学位
●専門分野
看護専門領域の基盤となる看護の概念と倫理、地域・在宅看護や精神看護、ライフサイクルの各期(母性・小児・成人・高齢者)における看護の知識・技術を学びます。
〈臨地実習〉
既習の知識・技術を臨地で応用展開し、看護に必要な基礎的能力や緊急時の対応を身につけるとともに、将来の看護師像を描く機会になります。
1年次2年次3年次
カリキュラム

基礎科目

専門基礎科目

専門科目

身に付けるスキル

科学的思考力
豊かな人間性

科学的根拠に基づく
基礎知識

看護実践力

キャリア形成

自分のやりたいことを
明確にする

看護職キャリアケースを
知る

多種多様な看護職に触れ、
自分の将来像を明確にする

3年間の学びのなかでキャリア形成につなげていく
人間力育成のためのカリキュラム

1年次2年次3年次
基礎分野
  • 論理学の基礎
  • 情報科学
  • 日本語表現法
  • 人間発達と家族
  • 栄養学
  • 健康とスポーツ
  • 社会福祉学
  • 数理科学の基礎
  • 基礎ゼミⅡ
  • 芸術論(選択)
  • 法律学(選択)
  • 教育学
  • 基礎ゼミⅡ
  • 看護英語
  • 応用ゼミ
専門基礎
分野
  • 人体の構造と機能Ⅰ・Ⅱ
  • 生化学
  • 微生物・免疫学
  • 薬理学
  • 病態生理学
  • 人体の構造と機能Ⅲ
  • 疾病治療論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ
  • リハビリテーション論
  • 東洋医学概論
  • 東洋医学方法論
  • 公衆衛生学
  • 保健医療福祉
    システム論
  • 医療と倫理
  • 医療福祉関係法規
  • 臨床診断・臨床薬理学
専門分野
  • 看護学概論
  • 看護技術論Ⅰ・Ⅱ
  • 看護過程論
  • 地域・在宅看護概論
  • 成人看護学概論
  • 高齢者看護学概論
  • 小児看護学概論
  • 母性看護学概論
  • 精神看護学概論
  • フィジカル
    アセスメント
  • 看護の基礎となる思考
  • 地域・在宅看護援助論Ⅰ・Ⅱ
  • 成人看護学援助論Ⅰ・Ⅱ
  • 高齢者看護学援助論Ⅰ・Ⅱ
  • 小児看護学援助論Ⅰ・Ⅱ
  • 母性看護学援助論Ⅰ・Ⅱ
  • 精神看護学援助論Ⅰ・Ⅱ
  • 看護研究
  • 看護管理学
  • 災害看護
  • 看護研究
臨地実習
  • 基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
  • 療養支援施設実習
  • 地域・在宅看護実習Ⅰ
  • 成人・高齢者看護学実習Ⅰ
  • 小児看護学実習
  • 母性看護学実習
  • 地域・在宅看護実習Ⅱ
  • 成人・高齢者看護学実習Ⅱ
  • 小児看護学実習
  • 療養支援施設実習
  • 母性看護学実習
  • 精神看護学実習
  • 統合実習

授業の様子をご紹介

地域・在宅看護概論
地域・在宅看護概論
地域・在宅看護概論

地域・在宅看護の対象である「地域で暮らす全ての人々」の健康と暮らしを支援する看護実践の基盤となる知識を学びます。

東洋医学概論
東洋医学概論
東洋医学概論

東洋医学の基本的な概念について理解し、現代医学の補完療法として、看護・福祉に活用できる知識を身に着けることを目的としています。

成人看護学援助論Ⅱ
成人看護学援助論Ⅱ
成人看護学援助論Ⅱ

学習した知識を基礎に、成人の疾病によっておこる様々な機能障害がもたらす生活への影響や健康問題に対する看護援助について、講義演習を通じて理解していきます。

タイムスケジュール例(1年次・前期)

時間
19:00〜10:30基礎ゼミ数理科学の基礎人体の構造と機能Ⅱ栄養学
210:40〜12:10人間発達と家族情報科学微生物・免疫学人体の構造と機能Ⅱ
313:00〜14:30看護技術論Ⅰ看護学概論生化学フィジカルアセスメント
414:40〜16:10看護技術論Ⅰ人体の機能と構造Ⅰ日本語表現法社会福祉学フィジカルアセスメント
516:20〜17:50人体の機能と構造Ⅰ

※予定であり、変更となる場合があります。

実習

患者さんとのコミュニケーションから
あらゆるケアを提供できる実践力を
養います。

仙台市のみならず宮城県内の総合病院等の実習先を中心として、基礎、地域・在宅、成人、高齢者、小児、母性、精神の各看護学領域で幅広い実践力を身につけます。また、地域社会で広く貢献できる力を養うため、介護老人保健施設、地域包括支援センター等での実習も行います。

実習

主な実習先

  • 東北大学病院
  • 東北医科薬科大学病院
  • 宮城県立がんセンター
  • 宮城県立こども病院
  • 仙台市立病院
  • 大崎市民病院
  • みやぎ県南中核病院
  • 石巻市立病院
  • 公立藤田総合病院
  • 東北労災病院
  • 西仙台病院
  • 長町病院
  • 総合南東北病院
  • 栗原中央病院
  • 松田病院
  • エバーグリーン病院
  • 泉病院
  • 松島病院
  • 緑が丘病院
  • 石越病院
  • こだまホスピタル
  • 内科佐藤病院
  • スズキ記念病院
  • 介護老人保健施設
  • 訪問看護ステーション
  • 保育所 他

実習の流れ

看護職の理解を深めながら、現場で役立つ実践力を身につけ、自分が思う理想の看護師像を追求します。

第1段階

看護職の理解

看護を実践するために必要な基盤となる科目です。人体の構造と機能・病態生理学・疾病治療論・東洋医学概論などがあります。

第2段階

基本的な看護

実習を通して健康状態や生活状況を把握します。科学的根拠に基づいて分析し、看護過程(アセスメント・看護診断・計画立案・実施・評価)に沿って看護を展開、自分が行った看護について考えます。

第3段階

専門的な看護

ライフサイクル(母性、小児、成人、高齢者)、精神、地域・在宅領域の専門領域の特徴を理解し、あらゆる健康レベルに対応する問題・課題を明らかにした上で、専門的な看護援助について看護過程に沿って展開します。

第4段階

看護の統合

既習の知識を統合して、医療チームの連携、臨床実務に即した看護管理・医療安全等を踏まえた看護実践能力を養います。看護師としての自覚と責任を培い、看護に対する自分の考えを探求します。

臨地実習のスケジュール

4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
1年次   

基礎看護学実習Ⅰ

      

基礎看護学実習Ⅲ

 
    

基礎看護学実習Ⅱ

       
2年次          

基礎看護学実習Ⅱ

 
           

地域・在宅看護論実習Ⅰ

           

成人・高齢者看護学実習Ⅰ

          

小児看護学実習

 
           

母性看護学実習

3年次 

小児看護学実習

     

総合実習

    
 

療養支援施設実習

          
 

精神看護学実習

          
 

地域・在宅看護実習Ⅱ

          
 

成人・高齢者看護学実習Ⅱ

          

学内でも、実際の現場を想定しながら実習を行っています。

実習前にはオリエンテーションで実習全体の内容や流れを確認します。実習に必要な知識や技術について、学内で事前に学習します。

患者役になることで、ケアを受ける患者側の視点からも学びを得ます。

実習終了後は、グループに分かれてまとめを行います。話し合いや発表を通した振り返りでは、チームワークの大切さも学びます。

実習レポート

みやぎ県南中核病院

病院概要

宮城県の大河原町にある病床数310床、診療科目32の自治体病院。「地域に信頼される、質の高い、親切な医療サービスを提供する」ことを理念に掲げ、県南全域の医療の中核を担っている。

実習レポート 成人看護学実習Ⅱ(3年次)

  • 8:00実習目標・行動計画の
    確認健康チェック
  • 9:00実習のあいさつ・申し送り参加/
    患者さんの情報収集
  • 10:00看護援助の実施・見学
  • 11:00指導者への報告
  • 12:00配膳・休憩
  • 13:00看護援助の実施・見学
  • 14:00行動計画を立てる
  • 15:00指導者へ報告/学生カンファレンス
  • 16:00実習終了

実習先には卒業生がいることも!

宮城県内のさまざまな病院で行う臨地実習では、実習先で卒業生が働いていることも多いです。同じ学び舎で看護を学んだ頼りになる先輩がいるのは、とても心強いですね。