仙台赤門短期大学 看護学科

宮城県仙台市の看護師養成学校|仙台赤門短期大学 看護学科

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教職員コラムリレー
Akamon Column Relay

第1回イチロー選手から学び、生涯現役であれ!

学科長 佐藤 喜根子
学科長 佐藤 喜根子

 先日(平成31年3月21日)、大リーグマリナーズのイチロー選手が引退宣言を出した。翌朝にはどの新聞社も一ページに大きくそのことを取り上げている。それだけ彼の活躍が世の中に大きく影響していたということだろう。“50歳まで現役”が目標だったそうだが、45歳での宣言である。米大リーグ通算3089安打というから素晴らしい活躍である。
 彼のすばらしさは、彼の生き方にあると思う。彼の生き方は、自ら次のように表現している。“人よりも頑張ることはとてもできない。あくまでもはかりは自分の中にある。自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。少しずつの積み重ねが重要で、一気に高みに行こうとすると、続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない。進むだけではないですね。ある時は後退しかしない時期もあると思うので。”
『己に勝つ』という言葉があるが、まさにその通りである。
 転じて看護師は、“生涯現役”が可能な職能である。弱きものを「手」と「目」で癒し、強きものを戒め、社会から弱きものの味方として歓迎される。地道ではあるが、イチロー選手の生き方を実践しつつ、自分の中の限界のハードルを上げつつ知識・技術を吸収し、社会に貢献しようではありませんか。学生の皆さんには是非この職能に加わってくれることを切に願っています。