第66回「ごはん」って言ってるのに・・・
我が家の愛猫「ラム」がやってきてもう5年になる。
一度膀胱炎になり、家族を心配させたが、特に大きな病気もせずに元気に過ごしている。
猫もメスは尿道が太く短いため、オスに比べると膀胱炎になりやすいそうだ。
(彼女はこの時、少々太り気味を指摘され、カロリー制限+消極的運動療法を実施し
現在ダイエット中である)
さて皆さんは、「しゃべる猫 しおちゃん」というYouTubeをご覧になったことがあるだろうか?
飼い主の言葉に返事をすることができる猫である。
例えば、「ただいま」と飼い主が帰宅すると、「お帰り」と返事をする。
そんなやり取りをYouTubeで見た私は、根気よく言葉を教えれば、
ラムもしおちゃんの様に必ず話をしてくれると確信したのである。
では、どんな言葉であればしゃべってくれるだろうか?
彼女が興味ある言葉は何か?
考えた結果、食事を制限されている彼女にとって今一番の楽しみは「ごはん‼」まさしくこれである。
私達がついつい食事時間を忘れていると、身体をスリスリし「にゃーん」と催促してくる程である。
まさしく「ごはん!」と。
それから食事の度に「ごはん!」という言葉を根気よく教えた。
時には「ごはん!と言わないとごはんあげないよ」と心を鬼にしたこともあった。
(心を鬼にしたのは、ほんの数秒だけであるが)
そしてついに、「ごはん♪」と言えるようになった。
「ニャーン」ではなく「ごはん♫」とだ。
私の心に熱いものが込みあげた。
この感動を誰かに伝えなければ。
伝えたい‼
そう思い翌日、助手研究室で先生方に話をした。
ところが、
「そんなわけないですよ(笑)」
「またあ、冗談でしょう?(笑)」
と誰も信じてくれない。
それならばと、スマホでの録音を試みた。
ごはんの度に「ラムちゃん、ごはんは? ごはんって言ってごらん」と繰り返し
彼女も、「にゃ」 「にゃん」 「にゃーん」といろいろな返事をしてくれた。
(まだ、しおちゃんの様に毎回確実にいえる訳ではないのである)
そしてついに、「ごにゃん」そして「ごはん♪」と! 録音に成功したのである。
早速翌日、助手の先生方に聞いてもらったところ、
「うーん⁉ まあ、にゃおん?くらいには聞こえるかなあ・・・(・∀・;) 」
と反応はいまひとつ。
何度も聞いてもらうが、「ごはん♪」には聞こえないと‼
「え~?私には聞こえるのに何故聞こえないのか?・・・(∵)⁇」
私は看護師として、助手の先生方に聴力検査をお勧めするべきなのか?
それとも考えたくはないが、私が猫バカなのか?
悩む 今日この頃である。
消極的な運動療法の様子
。
このおもちゃ、電動で動く猫じゃらし。
これを使い運動療法を試みたものの、すぐにごろんと横になってしまい眺めているありさまである(・∀・;)