目指す職業について

養護教諭は、学校現場において生徒の健康管理・保健指導を行う専門職です。具体的な業務内容は以下の通りです

• 生徒の健康管理・応急処置
  登校時の体調チェック、定期健康診断、急な体調不良やけがへの迅速な応急処置など、日常的な健康管理を担当します。
• 健康教育・保健指導
  学校保健教育のカリキュラムに基づいた授業や講座、生活習慣や感染症予防、メンタルヘルスに関する指導を実施し、生徒に健康的な生活習慣の形成を促します。
• 健康相談とカウンセリング
  生徒や保護者、教職員からの健康に関する相談に対応し、必要に応じて適切な助言や関係機関への連携を行います。
• 学校環境の健康維持
  学校施設や給食、衛生状態のチェックを行い、より良い健康環境の維持・改善に努めます。
• 保健委員会等での連携・調整
  学校内外の関係者（教職員、保護者、医療機関、教育委員会など）と連携し、学校全体の健康施策や緊急時の対応計画の策定に関与します。

養護教諭が効果的に業務を遂行するためには、以下の知識が重要です。

• 小児・思春期の健康管理
  子ども特有の成長・発達、感染症、生活習慣病、メンタルヘルスなどに関する基礎知識。
• 医学・看護の基礎知識
  応急処置、慢性疾患の管理、衛生管理、感染症対策など、基本的な医療知識。
• 保健教育・栄養学
  健康的な食生活、運動、予防接種、生活習慣改善の指導方法、健康教育のカリキュラムに関する知識。
• 心理学・カウンセリング技法
  生徒の心の健康を支えるための基礎的な心理学の知識や、コミュニケーション技法、カウンセリングの手法。
• 法規・教育制度
  学校教育に関する法律、学校保健に関する規定、個人情報保護など、関連法規や制度の理解。

養護教諭として働くためには、以下の資格が必要です。

看護師国家資格

養護教諭免許状